狂牛病に感染したウシは尿中の蛋白(たんぱく)濃度が上昇することを、カナダおよびドイツの研究グループが突き止めた。現在、狂牛病の検査は死亡後のウシにしか実施することができないが、この知見が生きたウシのスクリーニング検査法の開発につながる可能性があるという。
研究を率いたカナダ公衆衛生局(PHAC)のDavid Knox氏は「この知見に大きな期待を抱いている」とカナダ通信(CP)に語っている。新しい検査法は自宅での妊娠検査のようなものになると思われ、理想としては、試験紙に尿をかけるだけで陽性か陰性かがわかるようなものにしたいという。
狂牛病のウシの尿蛋白が増大することがわかったのは、感染牛4頭を対象に検査を実施した結果であり、この研究はオンライン科学誌「Proteome Science(蛋白代謝科学)」に9月5日掲載された。
今回の結果から、ヒトの致死性の脳変性症であるクロイツフェルト?ヤコブ病や、原因のわからない認知症のみられる患者を診断するための尿検査法を開発できる可能性もあると、Knox氏は述べている。
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