夏だって「冷え」対策をお忘れなく!
2008-7-12/転載
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女性の4割が夏の「冷え」に悩んでいた
 女性は男性に比べ筋肉量が少なく、活動度が低いこと、月経前後のホルモンバランスの不調などから、一般に「冷え」の悩みは男性より女性に多く聞かれます。

 「冷えと悩みに関する意識実態」の調査<花王(株)調べ>では、首都圏に住む10代〜50代の女性1,003名のうち、約41%が夏にも「冷え」を感じていて、1日の時間帯では午後に意識することが多く、「とくに肩やおなかが冷える」と答えていました。また、冷え対策に気を使っている10代、50代に比べ、20代〜40代はそれほどではないという結果も出ています。
 もちろん男性にもじわじわと「冷え」は忍び寄っています。中高年はもちろん、最近は若い男性でも手足の「冷え」を自覚する人が増えてきました。

 夏は冷たいものをとりすぎたり、食欲がないからと簡単な食事ですませがち。栄養バランスが乱れ、胃腸の機能も低下して、「冷え」への抵抗力が落ちていきます。また、「冷え」対策をしないでいると、頭痛、肩こり、腰痛、下痢、腹痛など、冷房病といわれる症状へ進み、1年中体が冷えて体調が悪いという、慢性的な「冷え症」になってしまうこともあります。

なかなか気づかない。体の内側からの「冷え」
 夏の「冷え」は、外気温が30度以上にもなる戸外と、冷房で冷え切った部屋の往復で、体の自然なリズムが狂ってしまうことが大きな要因になります。夏は暑く、冬は寒いもの。昔から冷房や暖房のない暮らしに体は適合してきましたから、夏に真冬のような環境に置かれると、自律神経のバランスが乱れて毛細血管の調整がきかなくなり、血液が体のすみずみまで運ばれにくくなって「冷え」を感じるのです。

 一日中冷房のきいた部屋で仕事や家事をこなしていると、体の深部まで冷え、しかも冷たいものを多くとれば、さらに体の内側に「冷え」が滞ってしまいます。男性では頻尿や腰痛の悪化、女性では生理痛がひどくなったり、月経不順などもみられますので、十分に注意したいものです。

 気づきにくい体の内側の「冷え」をチェックする方法は
(1)手足だけでなく、下腹部や腰に手を当ててみる。冷たければ「冷え」の徴候。
(2)顔や上半身がほてり、腰から下が冷たい場合は「冷えのぼせ」といって、典型的な体の内側の冷えを示す症状。
(3)向うずねを軽く押して、痛みやむくみを感じたら、体の水分代謝が滞って内部が冷えている知らせ。大汗をかいたりする場合も要注意。

名前のない病気の原因は「冷え」とストレス
 現代は、原因不明の「名前のない病気」、つまり不定愁訴(ふていしゅうそ)に悩む人が大変多くみられます。例えば頭痛、めまい、耳鳴りやおなかの張り、下痢や便秘を繰り返す、手足のしびれがとれない、不眠、頻尿、動悸(どうき)、抜け毛、肌の乾燥など。さまざまな検査を受けても異常が見つからないのに、自覚症状だけが患者さんを苦しめています。

 そういう場合に「自律神経失調症」と診断されることが多いのですが、これらの症状には「冷え」とストレスが大きく関与しています。
 ほとんどの「自律神経失調症」は、保温に努め、ストレス源を解消する、あるいはストレスのもとは変えられなくても自分の気持ちが楽になり、ストレスを乗り越えていけるようになると、不思議なほど症状も消えていきます。

夏の「冷え」解消術
 「冷え」をためこまないためには、その日の「冷え」はその日に解消することが大切。入浴はシャワーなどですませないで、ゆっくりぬる目のお湯につかりましょう。緊張をゆるめ、よい眠りに誘う効果もあります。足は上半身に比べ10度も温度が低いため、入浴後はマッサージやツボを押すなど、血行をよくします。
 また、腹部や腰にはインスタントカイロを貼り、温かな靴下を履く。これらも体の内側の保温に効果的です。

 週に一度のスイミングや、朝夕の涼しい時間帯に30分ほどのウオーキングをして心地よい汗をかくことも、体の代謝を整え、血液循環をよくするためには必要です。

 飲み物も食事も、なるべく温かい物をとりましょう。ちなみに体を芯から温める「温」の食材の筆頭が唐辛子、にんにく、しょうが、ねぎ類など。ほかに、血管を広げ、血行をよくするビタミンEは体内のホルモンバランスを調整する働きがあり、ビタミンCは毛細血管を強化し、自律神経の乱れによる血管の収縮を緩和。体内に効率よく熱を生み出す助けになるのがビタミンB群です。
 もちろんサプリメントよりは新鮮なかぼちゃやにんじんなどの緑黄色野菜や果物、ナッツ類、豆腐などの大豆製品、豚肉、いわし、あじなど、食品からとるほうが、食材のエネルギー(気)を丸ごと吸収でき、「冷え」も効率よく解消されるはずです。
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