「低体温」という言葉を知っているだろうか? その言葉通り、体温が34℃から35℃台と低めの状態のことを言う。
札幌医科大学の山蔭道明先生によると、「一般的に37℃の体温状態が、免疫力や代謝も活発になり、人間の活動に最も適した温度」だとか。37℃というと、「微熱っぽい」と感じる人も多いと思うが、これは「核心温」と呼ばれる体内の臓器の温度なので、実際の体温は、気温等にも変化しやすいので36.5℃程と考えておくのが良い。
ところで最近、この「低体温」の人が大人だけでなく子どもにも増えてきており、問題になっているのだそうだ。「低体温」によって起こる不調は多く、肌トラブル(ニキビ、アトピー性皮膚炎、しわ?たるみ。くすみ?シミ)、疲れやすい、冷え性などがあげられ、女性にとっては、なんとも避けたいトラブルばかりが並んでいる。
ではなぜ、「低体温」になってしまうのか? 久保田潤一郎クリニックの久保田先生が考えた「低体温の人のライフスタイル10」では、このような生活習慣が原因としている。
■加工食品や油分が多い食事が多い
■カロリーが高く、栄養のバランスが取れていない食事が多い
■鉄分やミネラルが不足しがちである
■喫煙と飲酒の習慣がある
■睡眠不足、昼夜逆転の生活で、睡眠習慣が安定していない
■運動不足である
■車に乗る事が多く、隠れ肥満である
■常にエアコンを使用している
■下着などは薄手のものが多い
■生理周期が安定していない(女性のみ)
こういった生活習慣によって、代謝機能や排泄機能、免疫機能が低下し、自律神経のバランスがくずれ、低体温を引き起こしてしまう。それを予防するには、上記を踏まえた以下4つのポイントを改善することが大切だそうだ。
【1】食生活の改善
血行を良くする魚介類や緑黄色野菜を多く摂り、1日1回は家で食事をする
【2】睡眠の“時間”と“質”にこだわる
夜に寝ないとホルモンバランスを崩すため、夜に規則正しく眠り、昼に10分間の昼寝をしてみる
【3】なるべく“歩く”よう、心がける
歩くことで、下半身の筋肉を使い、体を温める。歩くときは、歩きやすい靴?持ちやすい鞄を使う
【4】手や足、首をマッサージする
血管を直接触りやすい場所を、ツボを押しながらやさしくマッサージする
また必要な場合は、細胞を活性化させて体温をあげる治療などもあるそうだ。
普段は「風邪かな? 」と思った時ぐらいしか、体温を測らない人がほとんどかと思う。しかし、「低体温のライフスタイル10」に当てはまる人は、かなり多いのでは? これを機に、改めて自分の体温を測ってみて、低体温ではないかどうかをチェックしてみてほしい。特に女性で肌荒れに悩まされている人は、試してみる価値がありそうだ。
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