にきび(吹き出物)は、毛穴に皮脂などの分泌物が溜り、そこに細菌が感染して炎症を起こしたもので、医学的には尋常性ざ瘡といいます。思春期、月経前などに出来やすいことからもわかるように、ホルモンバランスの乱れが主な原因ですが、栄養の偏りや自律神経の乱れ、胃腸障害、便秘なども悪化させる一因になります。
〈治療の視点〉
▽西洋医学の眼
炎症が強いときには抗生物質のクリームを塗ったり、ビタミンなどを内服しますが、これは対処療法に過ぎません。 大切なのは肌を清潔に保ち、規則正しい生活で心身のストレスをためないようにすることです。しかし、これらのことに気をつけても、にきびを完全に予防するのは難しいのです。
▽漢方治療の眼
ホルモンバランスの乱れが主な原因ですから、このような症状は気?血?水のバランスを整える漢方治療の効果が期待されます。 処方としては、3ページで説明した「血」という状態を改善する漢方薬や、(ハトムギ)という生薬を併用することで効果を高めることもあります。
〈処方の参考例〉
比較的体力がなく冷えや便秘があり、肌あれが強い→
胃腸障害があり、口の周りにできるもの→半夏瀉心湯
体力中等度でイライラが強い→加味逍遙散
体力中等度で月経時に症状が悪化→桂枝茯苓丸、桂枝茯苓丸加
顔の赤み、炎症が強く、脂ぎった感じが強いもの→清上防風湯
〈膀胱炎と漢方〉
女性に多い膀胱炎には、西洋医学では抗生物質を使いますが、再発を繰り返したり、無菌性膀胱炎には漢方が有効です。 主な処方には、猪苓湯、、五淋散などがあります。
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