男性骨粗鬆(しょう)症のスクリーニングの新ガイドライン
2008-5-16/転載
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男性骨粗鬆(しょう)症のスクリーニングに関する新しい臨床ガイドライン(指針)が、米国内科学会(ACP)により作成された。このガイドラインは過去に発表された複数の研究のレビューに基づくもので、米医学誌「Annals of Internal Medicine」5月6日号に掲載された。

男性の骨粗鬆症による骨折は、重大な疾患、死亡および医療コストをもたらしており、男性では股関節骨折後1年以内の死亡率が女性の2倍であるという。ACPのAmir Qaseem博士は「骨粗鬆症は女性だけの疾患ではない。男性骨粗鬆症は診断も治療も極めて不十分で、高齢男性のスクリーニングも十分になされていない」と述べている。

男性骨粗鬆症の危険因子(リスクファクター)には、加齢、低体重、体重減少、運動不足、大きな外傷によるものではない骨折、低カルシウム食のほか、プレドニゾンのようなコルチコステロイド(副腎皮質ホルモン製剤)や前立腺癌(がん)治療薬などの特定薬剤の継続的な使用がある。今回の新しいガイドラインでは、医師が高齢男性の骨粗鬆症の危険因子について定期的な評価を実施し、リスクが高く薬物療法が必要と思われる男性には、DEXA法(二重エネルギーX線吸収測定法)による骨密度測定を行うべきとしている。

現在、米国では白人男性の7%、黒人男性の5%、ヒスパニック系男性の3%が骨粗鬆症であると推定されているが、15年以内に男性骨粗鬆症が50%増大すると予測され、2040年までに股関節骨折は2倍になると考えられている。米国立骨粗鬆症財団(NOF)は、70歳以上の男性の骨ミネラル濃度検査を推奨しているが、米国予防医学特別作業班(USPSTF)は、男性での骨粗鬆症スクリーニングは特に推奨していない。
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